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OWNERS SALON

ハードとソフトで実現

建設業者さんのアパート建設の提案を見ていると、ニーズが高い設備をおすすめする光景がよくあります。例えば、追炊き機能付のユニットバスや独立洗面台などです。アットホームやホームズに代表される賃貸物件検索サイトでは設備で物件が抽出されることから、確かにお客様のニーズと採用する設備には一定の関連があります。それらを採用して、競争力の高い物件にしていくことは重要です。実際に、タイプによっては20年前では標準でなかったものが今や標準設備と言われるケースも多々あります。

コンセプトを高めた物件では、さらに何を採用するかは重要です。例えば、ペット可能な物件で必要な設備とは何があるでしょうか。大型犬を認める場合を実例にとれば、例えば玄関脇にドッグリールを一時的につなぎ止める設備が必要です。また、こちらは実際に設置例がありますが、ペットの足洗い場が臨まれることもあります。

一般的なニーズとニッチなターゲットを設定することによる特異な要望をどのように取り入れていくかが重要となります。また、同時に契約約款なども特異性に対応させる必要があります。賃貸借契約は国土交通省が標準約款を定めていることもありますが、残念ながら対応ができかねるケースがあります。物件のターゲットを絞り、コンセプトある物件とするためには設備とサービス(約款)の充実がかならず必要となります。