リバーサイド塩沢

RIVERSIDE SHIOZAWA

築30年を「古さ」でなくて「重み」として活かす

1989年に建築されたコンクリートパネルを採用したPC造のリバーサイド塩沢は私たちの初めての現代賃貸住宅です。建築後30年を超えた今でも、物件は光り輝き多くの入居者の方達をお迎えしています。しかし、そこには常に挑戦を忘れない私たちだからこその運用があります。単なるリフォームだけでない、空間を現代に変える手法があるからだと思います。

1989年といえば、バブル期のまっただ中であり賃料も非常に高い時代でした。当初の間取は3DKであり、駅からの徒歩分数を勘案したファミリー層向けの賃貸物件でした。多摩川まで3分という立地を活かし、多くの皆様から評価されてきた物件であります。2011年、私たちは3DKを時代にあわせた形へとリフォームを試みました。これは、60平米の1LDKを創り上げるというチャレンジでした。可動間仕切りを採用することで、変化に強い賃貸物件となりました。

そして、2018年の隣接物件の建築では中庭の整備と共用オートロックを設けました。このチャレンジがこれからどのような評価を受けるのかは、残念ながらまだわかりません。しかしながら、30年という歴史を「古さ」にしてしまうのではなく、「重み」に変えることを目指していきたいと思うのです。